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  1. 千葉県議会 2022-12-20
    令和4年_健康福祉常任委員会(第2号) 本文 2022.12.20


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午後1時36分開会 ◯委員長木名瀬訓光君) ただいまから健康福祉常任委員会を開会します。  会議に先立ち申し上げます。  伊藤委員には、本日、所用のため欠席する旨の届出がありましたので、御了承願います。  朝日新聞千葉総局ほか15者より、本常任委員会取材のため録音をしたい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        付託案件 ◯委員長木名瀬訓光君) 本委員会に付託されました案件は、健康福祉部関係議案1件であります。        ─────────────────────────────        議案概要説明 ◯委員長木名瀬訓光君) これより議案審査を行います。  健康福祉部長議案概要説明を求めます。  高梨健康福祉部長◯説明者高梨健康福祉部長) 今回、追加提案いたしました健康福祉部関係議案について御説明いたします。
     本日、常任委員会において御審議いただく議案は1件です。  議案第32号令和4年度千葉一般会計補正予算(第5号)については、新型コロナウイルス感染症季節性インフルエンザ同時流行対応するためオンライン診療発熱外来体制を強化するなど、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すとともに、国の補正予算に速やかに対応するため、出産子育て応援交付金認可外保育施設障害児通所支援事業所送迎用バスへの安全装置設置などを行うための経費として、健康福祉部では381億9,100万円を計上いたしました。この結果、健康福祉部予算額は6,071億5,420万9,000円となります。  また、繰越明許費について、出産子育て応援交付金事業及びこども安心安全対策支援事業について、事業年度内に終了しない見込みがあることから繰越明許費設定しようとするものです。  以上、今回提案いたしました議案概要でございます。  詳細につきましては、後ほど健康福祉政策課長から御説明いたします。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。        ─────────────────────────────        議案第32号関係 ◯委員長木名瀬訓光君) それでは、議案第32号令和4年度千葉一般会計補正予算(第5号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  岡田健康福祉政策課長◯説明者岡田健康福祉政策課長) 議案第32号令和4年度千葉一般会計補正予算(第5号)の健康福祉部分について一括で御説明いたします。  お手元の配付資料議案説明補足資料追加提案補正予算関係)の1ページの上段、(1)県総予算及び健康福祉部予算額一般会計)を御覧ください。令和4年度千葉一般会計補正予算(第5号)において、健康福祉部では381億9,100万円の増額計上をしております。この補正により、健康福祉部予算額は6,071億5,420万9,000円となります。  2ページの(3)科目別内訳を御覧ください。  第3款民生費について、国の補正予算対応する経費として59億9,500万円を増額しております。補正内容としましては、出産子育て応援交付金事業について、妊婦や子育て世帯に対して、妊娠届出産届の際に経済的支援などを行うための経費として52億円を計上しています。  次に、こども安心安全対策支援事業について、認可外保育施設障害児通所支援事業所送迎用バスへの安全装置設置などを行うための経費として7億9,500万円を計上しています。  次に、第4款衛生費について、新型コロナウイルス感染症対策として321億9,600万円の増額をしております。補正の主な内容ですが、第1項公衆衛生費につきまして、上から3番目、新型コロナウイルス感染症医療調整センター運営事業として、これまで保健所等実施していた入院調整受診調整健康観察等自宅療養者への支援業務を一括して委託する経費として45億3,800万円を計上しています。  そこから4つ下に記載しておりますが、発熱外来体制を強化するため、医療従事者新型コロナウイルス感染症罹患に係る保険料補助に9,600万円、その下、年末年始における発熱外来確保に1億3,200万円を計上するほか、自宅療養者支援事業PCR検査体制確保などに必要な経費について計上しております。  次に、第4項医薬費については、下から2番目、新型コロナウイルス感染症対策事業内数として括弧書きで記載しておりますが、千葉オンライン診療センター運営事業について18億6,000万円を計上するほか、臨時医療施設整備運営事業などに必要な経費について計上しております。  続きまして、3ページをお開きください。(4)繰越明許費を御覧ください。国の補正予算対応するための経費として計上いたしました出産子育て応援交付金事業及びこども安心安全対策支援事業について、事業年度内に終了しない見込みがあることから繰越明許費設定をしようとするものでございます。  議案第32号の説明は以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長木名瀬訓光君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  入江委員◯入江晶子委員 1点お伺いいたします。こども安心安全対策支援事業新規事業について伺います。送迎用バスへの安全装置設置登園管理システム、見守りタグGPS導入予算として7億9,500万円が計上されております。この事業の背景には、今年5月、国会で可決・成立した児童福祉法の一部改正があり、来年4月から保育園等における安全計画の策定が義務づけられると承知しております。現状、幼稚園にはあって保育園等には義務づけられていない安全計画を策定し、送迎バスへの安全装置設置についても義務づけられることになります。先般、ようやく国からの事務連絡が発出され、安全計画に関わる具体的な対策として、バス送迎安全管理マニュアル職員研修等が示されたということですので、質問をさせていただきたいと思います。  1点目として、今回の追加補正予算では全額繰越明許費設定となっていますが、その考え方はどうか。  2点目として、来年4月から送迎用バスへの安全装置設置等が義務づけられますが、今後どのように進めていくのかお伺いいたします。 ◯委員長木名瀬訓光君) 原見子育て支援課長◯説明者(原見子育て支援課長) こども安心安全対策支援事業につきましては、送迎用バスへの安全装置導入支援等を行うもので、国の第2次補正予算により措置をされております。送迎用バスへの安全装置の装備は令和5年4月1日から義務化され、1年間の経過措置が予定されておりますけれども、できる限り速やかに装備されるよう、今回、予算案追加提案させていただきました。一方で、装置仕様等についてまだ国から示されていないことなどから、年度内に全ての施設事業が完了することは難しいと考えられるため、来年度においても引き続き必要な予算執行ができるよう、全額繰越明許としております。  なお、あくまで、万一のことも考え最大の枠として全額設定しておりますけれども、年度内執行可能なものは順次執行してまいりたいと考えております。  また、今後の進め方でございますけれども、今後、国から仕様に関するガイドラインですとか補助要綱等が示される予定です。詳細が示され次第、県においても補助要綱等を速やかに作成するとともに施設への周知働きかけを行いまして、円滑に事業実施されるよう取り組んでまいります。  以上でございます。 ◯委員長木名瀬訓光君) 鈴木障害福祉事業課長◯説明者鈴木障害福祉事業課長) 障害児通所支援事業所につきましても、先ほどの子育て支援課答弁と同様なんですけれども、装置仕様については、まだ国から示されてないことから、年度内に全ての施設設置が実現することは難しいと考えられてるため、次年度においても引き続き必要な予算執行ができるよう、全額繰越明許としているところでございまして、また同様に、あくまで最大の枠として金額設定していますけれども、年度内に可能なものは執行してまいりたいと考えております。  また、安全装置設置進め方でございますけれども、こちらも回答は同様ですけれども、国から詳細が示され次第、県において補助要綱等を速やかに作成するとともに施設への周知働きかけを行って、円滑に事業実施されるよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長木名瀬訓光君) 入江委員◯入江晶子委員 ありがとうございます。国から仕様が示されない中で、早くに現場設置するための予算というふうに理解いたしました。  そこで、特に児童デイ送迎用バスはかなりの台数があると思いますけれども、どのぐらいを見込んでいるのか教えていただきたいと思います。 ◯委員長木名瀬訓光君) 鈴木障害福祉事業課長◯説明者鈴木障害福祉事業課長) 障害児通所支援事業所送迎バスへの安全装置については、各事業所での送迎の有無ですとか車両保有台数などの調査結果から、台数2,250台を補助対象と見込んでいるところでございます。  以上です。 ◯委員長木名瀬訓光君) 入江委員◯入江晶子委員 ありがとうございます。速やかな執行に向けて進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  以上です。 ◯委員長木名瀬訓光君) みわ委員◯みわ由美委員 部長の御挨拶にも、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すということです。ぜひそうお願いしたいと思います。  そこで、本議案については賛成立場ですが、1点、疾病対策課PCR検査等無料化事業27億2,500万円について幾つか伺いたいと思います。これ、23日から中止をする事業ですよね。つまり中止をする事業予算が27億2,500万円も提案されているわけです。そこで、これ12月8日に総務部財政課のほうからペーパーが渡されて提案、私ども説明を受けていますが、この27億2,500万円追加提案したその理由は何か。どんな効果があるので提案をしたのか、理由効果について端的にお答えください。 ◯委員長木名瀬訓光君) 谷副参事◯説明者(谷副参事) まず、今回提案させていただいた理由でございますけれども、今回の予算につきましては、9月から1月末までを想定して計上させていただいてるところでございます。その意味で、現在実施中の分についても含まれておるところでございます。  また、予算編成をしたときには定着促進事業の再開、これは発表されておりませんでした。それから、今後、仮に実施するということになったとき、そういったこともゼロではないといったことも含めまして、今回、予算案に盛り込まさせていただいたところでございます。  それから、事業効果でございますけども、こちらにつきましてはとく旅利用方々、そういった方に御利用いただいたりと、そういった効果があると捉えてございます。 ◯委員長木名瀬訓光君) みわ委員◯みわ由美委員 効果について、とく旅利用方々にも利用いただけるからという、そのことだけですか。感染に不安のある方、感染拡大傾向時に誰でも受けることができる、この効果についてはどうですか。  それから、9月から1月末までで27億円だということなんですが、当初、私ども総務部から説明を受けたときは、来年の1、2、3月末までの分と、ちょっとそういう説明を聞いてるんですが、違うということですか。9月から1月末までで27億円。根拠について、もう少し詳しく──先日、常任委員会では1か月3億円程度というふうに聞いてたので、ちょっと計算が合わないんですよね。もう一度、効果の問題と、それから27億2,500万円の9月から1月末までのそれぞれの想定金額、お答えいただきたい。 ◯委員長木名瀬訓光君) 谷副参事◯説明者(谷副参事) 効果についてでございますけども、繰り返しになります。とく旅事業の御利用方々、そういった方々にも御利用いただいているということ。それから、この事業、昨年の12月から始めさせていただきました。そのときには感染拡大防止でありますとか不安の払拭、そういったものの効果も期待をしていた部分はございますけれども、実施していく中で実施をしていなかった本県と、していた他県との比較、そういったものも踏まえまして感染防止拡大効果は見られないと、そのように考えてございます。  それから、27億円の内訳でございますけれども、9月、10月分につきましては、過去の実績分を踏まえまして3億円、それから11月から1月につきましては、検査をされる方が増えた場合にも対応できるように増額をいたしまして7億円で、3億円が2か月で6億円、7億円が3か月で21億円、合わせまして27億円を計上させていただいております。 ◯委員長木名瀬訓光君) みわ委員◯みわ由美委員 効果についてはちょっと私は納得できませんが、ともかく次に行きますが、12月8日に追加提案した4日後に突然、この27億2,500万円の事業中止が報道発表されました。4日後ですね。これ、今も御答弁ありましたが、今後再開する、そういうことでよろしいですか。27億円、これは1月までの予算計上提案されてるわけですから、今後は再開するということですか。  2、3月分については、これは入ってない、こういうことでよろしいですか。  この2つ確認させてください。 ◯委員長木名瀬訓光君) 谷副参事◯説明者(谷副参事) まず、今回につきましては、9月から来年の1月までの5か月分といったことで、現在実施しているものも含まれているということは大前提になっていることを申し上げたいと思います。  それから、今後の状況でございますけども、現時点では特に決定してございませんので、申し上げることはございません。 ◯委員長木名瀬訓光君) みわ委員◯みわ由美委員 1日の検査件数なんですが、例えば1月増えたらというような想定でこの金額を見込んでおられる。例えば11月は1日検査件数、多分平均、私の頭に入ってるのは平均して2,000から3,000件ぐらい。違ったら言ってください。1月は1日最大何件の検査件数想定されてますか。 ◯委員長木名瀬訓光君) 谷副参事◯説明者(谷副参事) まず10月につきましては、大体1日平均しますと1,500件ぐらいでございます。一応、1月につきましては、その倍を見込むといいますか、倍の方が検査を受けられても対応できるように予算計上させていただいております。 ◯委員長木名瀬訓光君) みわ委員
    ◯みわ由美委員 いずれにいたしましても、1月末までのことも計上されてるんだけれども、しかも、ここに説明書にも書いてありますように感染拡大傾向時、まさに今、その時期ですよね。不安を抱える県民が増える中で27億2,500万円の予算提案されていながら、これが間もなく中止になるということで、非常に県民理解協力が得られるんでしょうか。得られると思ってらっしゃるんですか。 ◯委員長木名瀬訓光君) 谷副参事◯説明者(谷副参事) この一般検査事業でございますけれども、コロナ感染拡大防止対策の一環としては行ってございます。これにつきましては、感染防止、先般、佐野委員のほうからお話しいただきましたワクチン接種、そういったものも含めまして、まずは感染防止に取り組んでいただきたい。特に感染に不安を覚える方というのは、一般の方よりも御自身の健康に気を使われている方が多いと思われますので、まずは感染防止対策をしっかりと行っていただきたい。その上で症状が出た場合には検査体制といったものを用意してございますので、そういった形でお願いをしたいと思っております。 ◯委員長木名瀬訓光君) みわ委員◯みわ由美委員 ちょっとお答えいただいてないんですが、11月が1日1,500件程度検査。今、12月。12月の何日と言いませんけれど、12月は1日何件の需要といいますか、実績がありますかというのが1点と、私、県民理解協力が得られると思うのかと。今、県民の皆さんは無料PCR抗原検査、受けられてますよ。知らないですよ。知らされてもいないです、報道発表されただけでは無料検査が止まるということは。27億円、こうやって提案されてるわけですし、県民理解協力、これで得られると、そういうふうに明言できますか。どうでしょう。 ◯委員長木名瀬訓光君) 谷副参事◯説明者(谷副参事) まず、12月の実績につきましては、現在まだ12月でございますので、把握はしてございません。  それから、12月23日で一般検査事業中止いたしますけれども、24日から定着促進事業といったことで、それに代わる事業を始めさせていただくこととなってございます。そういったことから、必要な方には受けていただくという、そのような体制整備をしているものと捉えてございます。 ◯委員長木名瀬訓光君) みわ委員◯みわ由美委員 再開すると明言はありませんでした。そして、検査対象はもう常任委員会でやりましたので繰り返しませんが、思い切り狭まってしまうわけですよね。ですので、やはり、ぜひ中止するのではなく、12月23日から、他県でも中止してるところ見当たらないという答弁もありましたし、常任委員会で、ぜひ逆行することなく、もう予算27億2,500万円ちゃんと計上されてるわけですから継続をしていただきたいということを強く要求して、質疑は終わります。 ◯委員長木名瀬訓光君) その他質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長木名瀬訓光君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  入江委員◯入江晶子委員 議案第32号について賛成立場から討論いたします。  先ほど質疑したこども安心安全対策支援事業のほか、先週15日の当常任委員会質疑したコロナ対策をはじめ、いずれも県民の命と健康を守る補正予算と判断いたします。質疑を通じて、県がこの冬のコロナ季節性インフルエンザ同時流行に備え、感染拡大時の発熱患者を3万人、この夏、第7波ピーク時の3倍と見込み発熱患者外来医療体制を強化し、発熱外来指定医療機関を増やすための方策をはじめ複数の新規事業に取り組むことが分かりました。特に年末年始における発熱外来確保するために、外来診療対応を昨年度の3倍、155医療機関に広げるとのことです。引き続き地区医師会との連携をしっかりと働きかけていただきたいと思います。  また、保健所が行っている入院調整などのコロナ対応を民間に一括委託するという新型コロナウイルス感染症医療調整センター、この設置全国初の試みということです。これまで第7波までの感染拡大時、保健所では臨時保健師等の増員、市町村や県の職員応援派遣業務委託が進められてきましたが、さらなる現場負担軽減につながることが期待されます。その一方、委託先保健所、地域の医療機関との情報共有役割分担責任の所在など、慎重かつ丁寧な対応が必要と思われます。今後の感染拡大時には想定外の事態が生じることも否定できません。県が一義的な責任を持ってしっかりと対応するように要望いたします。  この事業により保健所にどれぐらい余力が生じるかはまだ分かりませんが、これまで十分に対応できていなかった本来の保健所業務についても着実に進めていただきたいと思います。  以上、迅速で適正な執行に努めていただくよう要望いたしまして、討論を終わります。 ◯委員長木名瀬訓光君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長木名瀬訓光君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第32号に賛成委員挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長木名瀬訓光君) 挙手全員。よって、議案第32号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案審査を終了します。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長木名瀬訓光君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「一任」、「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長木名瀬訓光君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長木名瀬訓光君) 以上で健康福祉常任委員会を閉会します。        午後2時0分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....