本日、
常任委員会において御審議いただく
議案は1件です。
議案第32
号令和4年度
千葉県
一般会計補正予算(第5号)については、
新型コロナウイルス感染症と
季節性インフルエンザの
同時流行へ
対応するため
オンライン診療や
発熱外来の
体制を強化するなど、
新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すとともに、国の
補正予算に速やかに
対応するため、
出産・
子育て応援交付金や
認可外保育施設、
障害児通所支援事業所の
送迎用バスへの
安全装置の
設置などを行うための
経費として、
健康福祉部では381億9,100万円を
計上いたしました。この結果、
健康福祉部の
予算額は6,071億5,420万9,000円となります。
また、
繰越明許費について、
出産・
子育て応援交付金事業及び
こどもの
安心・
安全対策支援事業について、
事業が
年度内に終了しない
見込みがあることから
繰越明許費を
設定しようとするものです。
以上、今回
提案いたしました
議案の
概要でございます。
詳細につきましては、後ほど
健康福祉政策課長から御
説明いたします。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
─────────────────────────────
議案第32
号関係
◯委員長(
木名瀬訓光君) それでは、
議案第32
号令和4年度
千葉県
一般会計補正予算(第5号)を議題とします。
当局に
説明を求めます。
岡田健康福祉政策課長。
◯説明者(
岡田健康福祉政策課長)
議案第32
号令和4年度
千葉県
一般会計補正予算(第5号)の
健康福祉部分について一括で御
説明いたします。
お手元の
配付資料、
議案説明補足資料(
追加提案補正予算関係)の1ページの上段、(1)県総
予算及び
健康福祉部の
予算額(
一般会計)を御覧ください。
令和4年度
千葉県
一般会計補正予算(第5号)において、
健康福祉部では381億9,100万円の
増額計上をしております。この
補正により、
健康福祉部の
予算額は6,071億5,420万9,000円となります。
2ページの(3)
科目別内訳を御覧ください。
第3
款民生費について、国の
補正予算に
対応する
経費として59億9,500万円を
増額しております。
補正の
内容としましては、
出産・
子育て応援交付金事業について、妊婦や
子育て世帯に対して、
妊娠届、
出産届の際に
経済的支援などを行うための
経費として52億円を
計上しています。
次に、
こどもの
安心・
安全対策支援事業について、
認可外保育施設、
障害児通所支援事業所の
送迎用バスへの
安全装置の
設置などを行うための
経費として7億9,500万円を
計上しています。
次に、第4
款衛生費について、
新型コロナウイルス感染症対策として321億9,600万円の
増額をしております。
補正の主な
内容ですが、第1項
公衆衛生費につきまして、上から3番目、
新型コロナウイルス感染症医療調整センター運営事業として、これまで
保健所等で
実施していた
入院調整、
受診調整、
健康観察等の
自宅療養者への
支援業務を一括して委託する
経費として45億3,800万円を
計上しています。
そこから
4つ下に記載しておりますが、
発熱外来の
体制を強化するため、
医療従事者の
新型コロナウイルス感染症罹患に係る
保険料補助に9,600万円、その下、
年末年始における
発熱外来の
確保に1億3,200万円を
計上するほか、
自宅療養者支援事業、
PCR検査体制の
確保などに必要な
経費について
計上しております。
次に、第4項
医薬費については、下から2番目、
新型コロナウイルス感染症対策事業の
内数として
括弧書きで記載しておりますが、
千葉県
オンライン診療センター運営事業について18億6,000万円を
計上するほか、
臨時医療施設整備運営事業などに必要な
経費について
計上しております。
続きまして、3ページをお開きください。(4)
繰越明許費を御覧ください。国の
補正予算に
対応するための
経費として
計上いたしました
出産・
子育て応援交付金事業及び
こどもの
安心・
安全対策支援事業について、
事業が
年度内に終了しない
見込みがあることから
繰越明許費の
設定をしようとするものでございます。
議案第32号の
説明は以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。
◯委員長(
木名瀬訓光君) これより
質疑を行います。
質疑はありませんか。
入江委員。
◯入江晶子委員 1点お伺いいたします。
こどもの
安心・
安全対策支援事業、
新規事業について伺います。
送迎用バスへの
安全装置の
設置、
登園管理システム、見守り
タグGPSの
導入の
予算として7億9,500万円が
計上されております。この
事業の背景には、今年5月、国会で可決・成立した
児童福祉法の一部改正があり、来年4月から
保育園等における
安全計画の策定が義務づけられると承知しております。現状、幼稚園にはあって
保育園等には義務づけられていない
安全計画を策定し、
送迎バスへの
安全装置の
設置についても義務づけられることになります。先般、ようやく国からの
事務連絡が発出され、
安全計画に関わる具体的な
対策として、
バス送迎の
安全管理マニュアルや
職員の
研修等が示されたということですので、質問をさせていただきたいと思います。
1点目として、今回の
追加補正予算では
全額繰越明許費設定となっていますが、その考え方はどうか。
2点目として、来年4月から
送迎用バスへの
安全装置の
設置等が義務づけられますが、今後どのように進めていくのかお伺いいたします。
◯委員長(
木名瀬訓光君) 原見
子育て支援課長。
◯説明者(原見
子育て支援課長)
こどもの
安心・
安全対策支援事業につきましては、
送迎用バスへの
安全装置の
導入支援等を行うもので、国の第2次
補正予算により
措置をされております。
送迎用バスへの
安全装置の装備は
令和5年4月1日から義務化され、1年間の
経過措置が予定されておりますけれども、できる限り速やかに装備されるよう、今回、
予算案を
追加提案させていただきました。一方で、
装置の
仕様等についてまだ国から示されていないことなどから、
年度内に全ての
施設で
事業が完了することは難しいと考えられるため、来年度においても引き続き必要な
予算執行ができるよう、
全額を
繰越明許としております。
なお、あくまで、万一のことも考え
最大の枠として
全額を
設定しておりますけれども、
年度内に
執行可能なものは順次
執行してまいりたいと考えております。
また、今後の
進め方でございますけれども、今後、国から
仕様に関するガイドラインですとか
補助要綱等が示される予定です。詳細が示され次第、県においても
補助要綱等を速やかに作成するとともに
施設への
周知、
働きかけを行いまして、円滑に
事業が
実施されるよう取り組んでまいります。
以上でございます。
◯委員長(
木名瀬訓光君)
鈴木障害福祉事業課長。
◯説明者(
鈴木障害福祉事業課長)
障害児通所支援事業所につきましても、先ほどの
子育て支援課の
答弁と同様なんですけれども、
装置の
仕様については、まだ国から示されてないことから、
年度内に全ての
施設で
設置が実現することは難しいと考えられてるため、次年度においても引き続き必要な
予算執行ができるよう、
全額を
繰越明許としているところでございまして、また同様に、あくまで
最大の枠として
金額を
設定していますけれども、
年度内に可能なものは
執行してまいりたいと考えております。
また、
安全装置の
設置の
進め方でございますけれども、こちらも回答は同様ですけれども、国から詳細が示され次第、県において
補助要綱等を速やかに作成するとともに
施設への
周知、
働きかけを行って、円滑に
事業が
実施されるよう取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
◯委員長(
木名瀬訓光君)
入江委員。
◯入江晶子委員 ありがとうございます。国から
仕様が示されない中で、早くに
現場で
設置するための
予算というふうに
理解いたしました。
そこで、特に
児童デイの
送迎用バスはかなりの
台数があると思いますけれども、どのぐらいを見込んでいるのか教えていただきたいと思います。
◯委員長(
木名瀬訓光君)
鈴木障害福祉事業課長。
◯説明者(
鈴木障害福祉事業課長)
障害児の
通所支援事業所の
送迎バスへの
安全装置については、各
事業所での
送迎の有無ですとか
車両保有台数などの調査結果から、
台数2,250台を
補助対象と見込んでいるところでございます。
以上です。
◯委員長(
木名瀬訓光君)
入江委員。
◯入江晶子委員 ありがとうございます。速やかな
執行に向けて進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
以上です。
◯委員長(
木名瀬訓光君)
みわ委員。
◯みわ由美委員 部長の御挨拶にも、
新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すということです。ぜひそうお願いしたいと思います。
そこで、本
議案については
賛成の
立場ですが、1点、
疾病対策課の
PCR検査等の
無料化事業27億2,500万円について幾つか伺いたいと思います。これ、23日から
中止をする
事業ですよね。
つまり中止をする
事業の
予算が27億2,500万円も
提案されているわけです。そこで、これ12月8日に
総務部財政課のほうからペーパーが渡されて
提案、私
ども説明を受けていますが、この27億2,500万円
追加提案したその
理由は何か。どんな
効果があるので
提案をしたのか、
理由と
効果について端的にお答えください。
◯委員長(
木名瀬訓光君) 谷副
参事。
◯説明者(谷副
参事) まず、今回
提案させていただいた
理由でございますけれども、今回の
予算につきましては、9月から1月末までを
想定して
計上させていただいてるところでございます。その意味で、現在
実施中の分についても含まれておるところでございます。
また、
予算編成をしたときには
定着促進事業の再開、これは発表されておりませんでした。それから、今後、仮に
実施するということになったとき、そういったこともゼロではないといったことも含めまして、今回、
予算案に盛り込まさせていただいたところでございます。
それから、
事業の
効果でございますけども、こちらにつきましてはとく
旅利用の
方々、そういった方に御
利用いただいたりと、そういった
効果があると捉えてございます。
◯委員長(
木名瀬訓光君)
みわ委員。
◯みわ由美委員 効果について、とく
旅利用の
方々にも
利用いただけるからという、そのことだけですか。
感染に不安のある方、
感染拡大傾向時に誰でも受けることができる、この
効果についてはどうですか。
それから、9月から1月末までで27億円だということなんですが、当初、私
ども総務部から
説明を受けたときは、来年の1、2、3月末までの分と、ちょっとそういう
説明を聞いてるんですが、違うということですか。9月から1月末までで27億円。根拠について、もう少し詳しく──先日、
常任委員会では1か月3億円
程度というふうに聞いてたので、ちょっと計算が合わないんですよね。もう一度、
効果の問題と、それから27億2,500万円の9月から1月末までのそれぞれの
想定金額、お答えいただきたい。
◯委員長(
木名瀬訓光君) 谷副
参事。
◯説明者(谷副
参事)
効果についてでございますけども、繰り返しになります。とく
旅事業の御
利用の
方々、そういった
方々にも御
利用いただいているということ。それから、この
事業、昨年の12月から始めさせていただきました。そのときには
感染拡大の
防止でありますとか不安の払拭、そういったものの
効果も期待をしていた
部分はございますけれども、
実施していく中で
実施をしていなかった本県と、していた他県との比較、そういったものも踏まえまして
感染防止拡大効果は見られないと、そのように考えてございます。
それから、27億円の
内訳でございますけれども、9月、10
月分につきましては、過去の
実績分を踏まえまして3億円、それから11月から1月につきましては、
検査をされる方が増えた場合にも
対応できるように
増額をいたしまして7億円で、3億円が2か月で6億円、7億円が3か月で21億円、合わせまして27億円を
計上させていただいております。
◯委員長(
木名瀬訓光君)
みわ委員。
◯みわ由美委員 効果についてはちょっと私は納得できませんが、ともかく次に行きますが、12月8日に
追加提案した4日後に突然、この27億2,500万円の
事業の
中止が報道発表されました。4日後ですね。これ、今も御
答弁ありましたが、今後再開する、そういうことでよろしいですか。27億円、これは1月までの
予算も
計上、
提案されてるわけですから、今後は再開するということですか。
2、3
月分については、これは入ってない、こういうことでよろしいですか。
この2つ確認させてください。
◯委員長(
木名瀬訓光君) 谷副
参事。
◯説明者(谷副
参事) まず、今回につきましては、9月から来年の1月までの5か
月分といったことで、現在
実施しているものも含まれているということは大前提になっていることを申し上げたいと思います。
それから、今後の状況でございますけども、現時点では特に決定してございませんので、申し上げることはございません。
◯委員長(
木名瀬訓光君)
みわ委員。
◯みわ由美委員 1日の
検査件数なんですが、例えば1月増えたらというような
想定でこの
金額を見込んでおられる。例えば11月は1日
検査件数、多分平均、私の頭に入ってるのは平均して2,000から3,000件ぐらい。違ったら言ってください。1月は1日
最大何件の
検査件数を
想定されてますか。
◯委員長(
木名瀬訓光君) 谷副
参事。
◯説明者(谷副
参事) まず10月につきましては、大体1日平均しますと1,500件ぐらいでございます。一応、1月につきましては、その倍を見込むといいますか、倍の方が
検査を受けられても
対応できるように
予算を
計上させていただいております。
◯委員長(
木名瀬訓光君)
みわ委員。